サンデー・インタビュアーズ

サンデー・インタビュアーズ

わたしの場合

佐伯研

佐伯研2021年度メンバー

1967年生まれ。世田谷区太子堂に20年ほど在住。サンデー・インタビュアーズに参加する以前から、モノクロの写真や映像に関心をもっている。見知った町の写真や映像の細部を観察しては、かつての町並み、暮らしぶりに想像を巡らせている。

印象的だったワンシーン

No.66『理容店2』02:43

No.66『理容店2』02:43
映像の左側にスーパーカブらしき二輪車が写っています。そういえば、友達に寿司屋の子がいて、一緒にどこかに遊びに行った帰りに夜遅くになってしまったことがありました。その子のお父さんが夜道を心配して、出前用のスーパーカブの荷台に僕を乗せて家まで送ってくれたんです。寿司桶に載せる荷台にチョコンと座れるくらい身体が小さかった頃の話です。

ワークショップを振り返って

ワークショップでは、他の人も同じ映像を見ているのに「あ、そういう見方もあるんだな」とか「そこに着目するんだ」と思うことが多々あって、自分だけでは見えないものが見えるようになりました。映像を見ていると、次から次へと記憶が連鎖して、芋づる式にいろんなイメージが浮かび上がってきました。ワークショップに参加しなかったら、おそらく死ぬまで思い出せなかったと思うようなことが、映像として浮かんできたんです。かつて自分がどんな風景を見たのか、どんなことを考えていたのか、何にワクワクしたのか。そんなことをあらためて思い出して、自分の過去をもう一度旅するような、そんな感覚です。これからの人生を歩んでいくときに、自分の過去を見つめ直すひとつのきっかけになりました。