サンデー・インタビュアーズ

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わたしの場合

shino

shino2021年度メンバー

1971年生まれ。世田谷での在住歴・在勤歴はない。父の遺品として残されたスライドフィルムに、付き合いはじめと思しき頃の母の姿を目にして、身近な人にも自分の知らない歴史があることを実感する。以来、ごく普通の人たちがどんなふうに暮らしてきたのかに興味を抱く。

印象的だったワンシーン

No.83『餅つき』17:49

No.83『餅つき』17:49
この映像に写っているような昭和50年代の人たちは、割烹着を着ていたり、ロイド眼鏡を掛けていたり、しっかり七三分けの髪型だったり…。みんなすごく大人っぽく見えるけれど、おそらく今の私の年齢より若い。高度成長期終盤の女性の平均寿命は今より10歳くらい短いんです。「社会人」と言っても、それを構成している一人ひとりは、自分より若い人が多かったんじゃないかな。映像に写っている彼らはバブルの凋落もコロナも知らない。でも、ここに写っているお年寄りの人たちは「あなたたちは戦争を知らないでしょ」って思うのでしょう。

ワークショップを振り返って

振り返ってみると、自分は面ではなく点、写っているモノを通してこの映像に関わっていたなと思います。モノを映像の文脈から切り取って調べていく。あと、ステップ3「きく」では、他のみなさんは映像をきっかけに個人的なお話をされていたけど、「あ、そういう話をしてもいいんだ」って、じつは最終回になって分かったんです。私の個人的な話をしてもおもしろくないんじゃないかと思っていたけれど、自分のために、集まっているみなさんのために、映像を見ながらプライベートな思い出を語りながら楽しむ。そんなあり方でもいいんだと気づきました。