サンデー・インタビュアーズ

サンデー・インタビュアーズ

わたしの場合

八木寛之

やながわかなこ2021年度メンバー

1970年生まれ。2020年から茨城県・水戸に在住。世田谷の小学校でゲストティーチャーを務めたり、戦中戦後の記憶を次世代に伝える語り部の育成事業に携わる経験をもつ。家族間での記憶の継承やオーラルヒストリーに関心があり、2019年からサンデー・インタビュアーズに参加している。

印象的だったワンシーン

No.66『理容店2』03:21

No.66『理容店2』03:21
「ノナカ」と書かれている美容室の回転する看板。これは通称「くるパー看板」と呼ばれていることを知りました。この名称が気になって命名者をネットで調べていたら、偶然、知り合うことができて、コンタクトを取ることができました。「くるパー看板」は、「くるくる回るパーマ屋の看板」から生まれた造語だそうです。そこから色々な世代の知り合いに「パーマ屋」という言葉を知っているか、「くるパー看板を見たことはあるか?」を聞いたり、美容室の呼称やその歴史を調べたりしました。気になることはたくさんあるけど、時間が足りない。私の「くるパー看板」に関するインタビューはまだ続いています。

ワークショップを振り返って

知らない家族のパーソナルな映像なんて、以前はぜんぜん興味なかったんですが、今「世田谷クロニクル」の映像をしみじみ見ている自分がいて、我ながらびっくりするような変化です。そこに写っているものは「遠い存在なんだけど近い」感じ。あと、「くるパー看板」のように、名前をきっかけに「あ、これ知ってる」と知識が広がっていく経験がありました。たとえば、映像に写る庭の植栽が「シュロ」という植物だと分かった途端、自分の周りや映像に写っている植栽が気になってくるんです。名前を知ることで、自分にない視点があたかも自分のものだったかのようにスライドしていく感覚が、みんなで「はなす」ことの面白さだなと思いました。